民衆凱歌の大行進 山本伸一 偉大なり多宝の輝き  2015.10.6

「季節の中で一番喜びをもたらしてくれのは夏であり秋であり冬であり春である

 十七世紀のイギリスの詩人ウイリアム・ブラウンは詠った。人生の四季も、かくありたいと思う。

 四季おりおりに暑さや寒さや嵐など試練は尽きない。人の一生も「生老病死との戦いの連続でだ。。

 先日も京都舞鶴の九十六歳の母が支部婦人部長会で発表した体験を妻と伺い、感動した。お子さんの難病も見事に克服し、所願満足の大歓喜に溢れ、昨年も弘教を実らせ今年もぜひと挑戦を重ねている。

 聖教新聞や大白蓮華で読む体験のすばらしさ! 御聖訓のごとく「苦楽ともに思い合せて」祈り、戦い、生き抜いてきたわが地域のおじさん、おばあちゃん。風雪を乗り越えての満面に花咲く〝笑顔皴〝には、誰もが励まされる。ありのままの姿で、仏法正義を宣揚てくれているのだ。

 先日、五十五周年を晴れやかに迎えた「世界広布原点の勝利島」ハワイの総会でも、百歳の草創の友のお元気な姿がひときわ光っていたという。

 人生の「黄金時代」の舞台に威風堂々と勝ち飾り、ダイヤのごとく金剛不壊の生命の輝きを放ちゆく尊き希望の長者たちよ万歳枇!と叫びたい。

 悪円の渦巻く時代だ。若き皆さんが、思い悩むことも多いに違いない。そうした時こそ透徹した信心に立つ大先輩かたと語らってもらいたい、多宝の皆様の姿それ自体が、悔いなき人生を生き抜く鏡となるからだ。

 日本は「超高齢化社会」に入った。

 年を取らぬ人はいない。生身の体であり、加齢とともに、思うように動かなくなる。高齢の親御さんなどの介護の問題も47切実だ。長寿の分だけ、病や老いの厳しい現実おも、長く向き合わなければならない。

 ともあれ、助け合い、支え合いが〝当たり前〝の文化になっていけば、人々がどれほど心豊かになることか。

 わが〝多宝の友〝が広布に走りぬいた誉れの歴史は、自身の生命の黄金の日記として厳然と刻まれる。自らの命をを使って「人間革命」の実証を示してきた栄光の福徳は絶対に消えないからだ。

 だからこそ確信の体験を円熟の智慧で語り伝えていただきたい。

 いつまでもいくつになっても、広布一筋の証明者として生き抜いていただきたい。多宝会の皆様が地域の同志のために送る題目が、慈愛の振舞が、どれほど皆に勇気と力を与え、世界広布の躍進を支えているか、私の胸に痛いほどで待ってくる。

 わが共戦の盟友に、心か感謝申し上げたい。広宣流布は、一歩一歩、忍耐強く幾山河を越えていく遠征だ。

 ある時、戸田先生が笑みを浮かべながら語られた言葉が、今も私の胸に朗らかに轟いている。「戦いは、いよいよ、これからだよ。楽しく、まただんことして一緒に戦おうじゃないか!」

 さあ、これからがわれらの「黄金時代」だ! 「冬は必ず春となると、あらゆる障魔に打ち勝ってきたわが戦友よ!

  広布の英雄よ!

  創価の太陽よ!

 万年にわたる民衆の安穏と勝利のために従藍爾青の偉大な後輩体のために、私と一緒に戦い抜こうではないか。

2024.8.3